部活指導研究協会通信

日々、生徒と真剣に向かい合う部活関係者に送ります。部活動が果たすことの出来る役割を最大限に発揮させるための活動を行っています。

「全国部活指導者マップ」を開設しました

■「全国部活指導者マップ」を開設しました https://bukatsu-japan.at-japannet.jp/ ここまで 2015年に部活の未来に危機感をじわじわ感じ、クラウドファンディングで協会を設立しました。部活動制度には、様々な問題が内包していることは明らかでした。それに…

部活動指導者が成長する全国的な仕組みが欠けている

ドイツ人サッカー指導者ゲルト・エンゲルス氏に学ぶ◆私ごとですが、私は40代で教員を辞め、オーストラリアの大学でテニスコーチをすることになり、その時から考えが180度変わりました。 生涯に渡ってスポーツを楽しめるようにするためにどうすればいいのか、…

部活動指導者をお探しの教育委員会担当者の方へ

登録指導者については、学校や教育委員会などからの依頼があった場合、登録情報の提供など、担当校が決まるまでの手続きをサポートとさせていただきます。なお、部活動指導員検定の合格者には優先的にご連絡を差し上げおります。 以下、依頼フォームです。 …

部活動指導者が学校現場で指導の機会が得られるための情報提供について

登録指導者の学校現場へのご紹介のお知らせ2023年4月から部活動の地域移行政策が動き始め、部活動の外部指導者の必要性が、今まで以上に高まっています。 当協会としては、今後も登録指導者の方々と学校現場の橋渡しのサポートを行って参ります。 部活動指…

朝日新聞:暴言繰り返すコーチ「力関係は顧問の上」 部活指導者の体罰どう防ぐ

2023.0319朝日新聞 3月19日朝日新聞朝刊の社会面に本協会代表中屋のインタビュ記事が掲載されました。・暴言繰り返すコーチ「力関係は顧問の上」 部活指導者の体罰どう防ぐhttps://www.asahi.com/articles/ASR3K64Z8R27UTIL00B.html(朝日新聞) 体罰暴力は、…

更新研修以外でポイントを取得するには

当協会主催の更新研修以外でポイントを取得するには■レポート提出でポイントを取得指定の更新研修を受講出来なかった方は、レポート審査によって、研修ポイントを取得することが出来ます。レポート審査の申請をせずに更新期限が過ぎた場合は、登録が抹消され…

日本部活動学会第5回研究集会「主権者教育と部活動の関係を探る」ダイジェスト

昨年12月10日に山梨英和高校にて、日本部活動学会第5回研究集会が開催されました。担当理事として参加しましたので、以下、シンポジウムの内容の一部を抜粋しダイジェストとして、ご紹介します。 ◆堀江実行委員長より・自治、シチズンシップを地域部活…

部活動のあり方を考える研究集会メモ

先月、10月29日(土)19時から日本教育実践研究所主催「第20回部活動のあり方を考える研究集会」がオンラインで以下の要領で開催されました。・テーマ:「メディアから見た部活動改革From2017To2022」・ゲスト中小路 徹(朝日新聞)藤井 孝良 (教育新聞) …

中高部活動の大会運営を担う教員の報酬

教員が無報酬で支えてきたのは、部活動指導だけではありません。高体連、中体連のもとで、大会運営を担う競技毎の組織も、教員によって支えられています。 多くは、都道府県単位で役員が決められ、大会運営を任されています。時には、自分が顧問する部活動の…

資格更新期限の変更について

資格更新期限の変更について ■資格更新期限につきまして、合格認定日から2年間でしたが、この度3年間に期限を延長することと致しました。 従って、本規定の変更により、現在資格を保有されている方から以降、本協会指定の研修を3年間に3回以上の受講(研…

「今の部活のままで、いったい何が問題なのか?」部活動地域移行と部活動問題について

「今の部活のままで、いったい何が問題なのか?」 部活動が地域に移行、展開されようという流れのなか、今部活動問題の議論を学校内外で広く交わす必要を感じます。世論の底流に確かに流れる部活動への想いと向き合わなくては、制度が変わっても制度が空回り…

部活動のあり方を考える研究集会 テーマ「スポーツ庁の0606運動部活動地域移行提言を読み解く」に参加して

7月23日に日本教育実践研究所主催の「部活動のあり方を考える研究集会」に参加しました。話し手は、元学習院大学教授の長沼豊先生で、現在は長野県の大日向中学校の校長として教育実践をされておられます。 <「スポーツ庁の0606運動部活動地域移行提言を読…

運動部活動の地域移行は国民的議論を経る必要性があるのではないか!

〇国民的議論を経る必要性部活動の地域移行の政策は動き始めています。6月10日にスポーツ庁長官へ提出された運動部活動の地域移行に関する検討会議でまとめられた提言の概要が公開されました。 検討会議の委員名簿を見ると、学校関係者の割合が少ないかなと…

スポーツ庁への運動部活動の地域移行に関する検討会議提言へ15の疑問と要望(その3)

スポーツ庁の提言へ疑問と要望<3>提言画像のなかの囲み①~⑤の箇所についてです。 検討会議提言の概要(各論2)①「全国大会の開催回数」が問題ではなく、全国大会を行うことの是非では?トーナメント方式(ノックアウト方式)に問題があるのでは?②大会運…

スポーツ庁への運動部活動の地域移行に関する検討会議提言へ15の疑問と要望(その2)

スポーツ庁の提言へ疑問と要望<2>提言画像のなかの囲み①~⑤の箇所についてです。 検討会議提言の概要(各論1)①「多様なスポーツ団体等」とは、実施の取りまとめの主体は、いったい誰なのか?②協議会の構成メンバーの範囲が広すぎて責任の所在が不明確に…

スポーツ庁への運動部活動の地域移行に関する検討会議提言へ15の疑問と要望(その1)

スポーツ庁の提言へ疑問と要望<1>提言画像のなかの囲み①~⑤についてです。 ①公立中学校の運動部活動以外は、いつ、どう対応するのか?私立は?高校は?②概要とは言え、一番大事な予算が「多様な財源確保」という程度の表現でいいのか。具体的にどれくらい…

部活動の地域移行のアイデアとして、部活動指導者(教員と外部指導者)が組織としてまとまって「部活動」を運営することの可能性は、

3月5日のシンポジウム「怒らない部活指導を考える」の冒頭、 ~部活動指導者(教員と外部指導者)が組織としてまとまって「部活動」を運営することは可能なのか~ について話をしてみました。 部活動改革のなかで、複合的に錯綜した問題を解決するためには、…

「怒らない部活指導を考える」シンポでわかったこと

3月5日、長沼先生と益子直美さんをお招きしてのシンポジウム「怒らない部活指導を考える」では、怒る指導について考える良いきっかけになりました。怒る指導を我慢するのは難しい、だから、、、、▲指導者に指導スキルがない 往々にして、指導者が指導スキル…

2021年12月18日開催:日本部活動学会主催第4回研究集会の報告

2021年12月18日開催:日本部活動学会主催第4回研究集会の報告昨年、2021年12月18日に大阪体育大学におきまして、日本部活動学会主催第4回研究集会が開催されました。テーマは、「いま、求められる「部活動」のサポートとは? ―持続可能なマッチングを探る―」…

「怒らない部活指導を考える」対談イベント<益子直美×長沼豊>

対談イベント<長沼豊×益子直美>について 日時:2022年3月5日 13:30〜17:00 場所:全水道会館(JR水道橋駅から徒歩3分) イベント形式:対面方式&オンライン参加方式 テーマ「怒らない部活指導を考える」間違えや思い違いを1人で修正することは難しい。そ…

部活動指導員へのインタビューの協力依頼について

当協会会員の長瀬先生が共同研究プロジェクトに取り組んでいます。たいへん有意義な取り組みなので当協会としても後援しています。 以下、地方自治体に部活指導員の任用を受け、活動されていらっしゃる方へお願いです。 【部活動指導員へのインタビューの協…

埼玉県超勤訴訟について雑感

裁判判決は、請求が棄却されたのは残念ですが、給特法の矛盾についての指摘があった点は意義がある判決だった気がします。 1970年代に制定された給特法ですが、教員の勤務管理がおおらかな時代だったという背景もあって、つまり、夏休み冬休み春休みは、文字…

学生団体Teacher Aide主催「 部活動の“地域展開”を考える時間 」ダイジェスト

8月25日にZOOM会議にて 、学生団体Teacher Aide主催によって「 部活動の“地域展開”を考える時間 」というテーマで公開研究会が開催されました。 本研究会は、教員の意識改革・教育を社会の関心ごとに・愛あるコミュニティの想像、この3つをコンセプトを掲げ…

定時制の部活動から学んだこと ― 部活動が、全ての生徒にとって活躍可能の場になって欲しいという話 ―

日本部活指導研究協会を2015年に設立し、部活動指導者の研修会などの開催を続けてきました。活動の原点となった定時制高校の教員時代の話です。 【定時制の部活動】私が現役教員として最後に勤めたのは、2003年池袋という繁華街からほど近くにある公立の商…

長沼科研第3回公開研究会に参加して

7月25日(日)にZOOM会議にて 「持続可能な部活動のあり方を考える2 ~研究と実践の今までとこれから~」というテーマで公開研究会が開催されました。 本研究会は、学習院大学の長沼先生を中心に行われている研究活動で、2年間に渡る研究の成果を発表する第…

部活動指導者の輪を全国に広げて有効な人材活用の仕組み作りへ

このコロナ禍で見えた職能団体の人材有効活用のための役割で考えたことがあります。連日の報道でも明らかですが、このコロナ禍において、最も重要な社会問題の1つとして取り上げられているのが、医療逼迫の問題です。現有の日本の医療人材、医療施設の量的な…

部活動指導員検定による認定資格の信頼度

部活動指導員検定を実施し、資格認定を始めて1年が過ぎました。この間、当協会主催の検定試験によってたくさんの部活動指導者の方々が部活動指導員として認定されました。そして、よく当協会の認定資格について、その有効性について問い合わせを頂きます。ま…

部活動指導者研修会「新聞記者の取材から見えてきた新しい部活動のかたち」

現在の部活動改革の動きを作った部活動の事例を取材してきた中小路記者に講演をお願いしました。 取材のなかで見えてきた新しい部活動のかたちと、今後、部活動指導、スポーツ指導の形態はどう変わるか、政府の政策などを睨みながから今後の部活動を読み解き…

第4回日本部活動学会に参加して~内海和雄教授の講演から~

第4回日本部活動学会に参加して 3月27日にオンライン開催で、第4回日本部活動学会が開催されました。自由研究発表や部活動研究の専門家によるシンポジウムがあり、充実した内容でした。 特に印象に残ったのは、一橋大学名誉教授の内海和雄先生の講演でした。…

文化庁主催「地域での文化部活動のあり方について」に参加して

文化庁主催「地域での文化部活動のあり方について」に参加して 3月3日に文化庁と三菱総研の共催で、今後の文化部活動について、意見交換会がありました。 出演者は、文化庁の部活動担当官、三菱総研の調査官、芸術系大学の先生と地域部活動の実践をされてい…