部活指導研究協会通信

日々、生徒と真剣に向かい合う部活関係者に送ります。部活動が果たすことの出来る役割を最大限に発揮させるための活動を行っています。

「今の部活のままで、いったい何が問題なのか?」部活動地域移行と部活動問題について

「今の部活のままで、いったい何が問題なのか?」

部活動が地域に移行、展開されようという流れのなか、今部活動問題の議論を学校内外で広く交わす必要を感じます。
世論の底流に確かに流れる部活動への想いと向き合わなくては、制度が変わっても制度が空回りする事態も予想されます。
そこで、改めて整理してみました。(写真)
やはり、問題の中心には、学習指導要領における部活動の定義と位置づけに問題があるのでないですかね。
例えば、指導報酬の問題にしても、教員の給与支給の根拠が学習指導要領にある以上、行政から学校教育の一環として、給与支給するのには、部活動の法的根拠がなさ過ぎるとか。その延長に外部の指導員への報酬の低さがあるのでは。
行政に馴染まない「自主的自発的な活動」という大前提は変えられないのです。そこを踏まえて、改革を進める必要があると思います。