地域スポーツ・文化芸術創造と部活動改革に関する実行会議(第2回) 議事録
スポーツ庁が公開している議事録のリンク↓↓
※委員名簿
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/shingi/039_index/1413555_00004.htm
▼学習指導要領に部活動の記述を入れるかどうかで見解が二分しているような印象。
今回の部活動地域展開で部活動の運営管理の主体が、いったい誰になるのかが議論の焦点になりそうです。
部活動地域展開の理念は理解できるが、今まで学校が担ってきた人的物的な負担、それに伴う責任の行方が議論の中心だったような気がします。
▼以下、印象に残ったフレーズだけピックアップしてみました。
・大川地域スポーツ課長
「教師の負担軽減や良質な指導などを実現するということについても考慮すべき」
「国として地域クラブ活動の定義や要件、認定主体,認定方法などを示していく必要がある」
「原則として,全ての部活動において地域展開を達成することを目指すことが考えられるとされています」
「地方公共団体における体制として見られる専門部局の設置,これはスポーツ部局と教育委員会とが分かれて設置されている場合に連携がいまいち進んでいないという実態を解消」
「指導者の間に場所,人,時間,いろいろな調整が必要になってまいります。こうしたことを調整する総括コーディネーターの配置を考える」
「部活動と地域クラブ活動に関する記載の在り方については,引き続き最終とりまとめまでに議論を深める」
「学校を含めた地域全体で生徒の望ましい成長を保障するもの,またその活動に当たっては地域クラブと学校との連携が大切である」
・森岡委員 日本スポーツ協会
「地域クラブ活動の定義や要件を国として示すことは,活動の質を担保するということから必要であると考えております」
「(指導者につい)現在の表現には何を持って適切な資質,能力を備えるかの基準が明確ではない,これは難しい面もある」
「子供たちの前に立つ指導者は,適切な資質,能力を備えることはもとより,指導者の資格を持つことを義務づけられるような文言の加筆が必要」
「運動部活動改革の対応には何らかの資格を持つ指導者が必要ではないかという声が現場から上がっております」
・富所委員 読売新聞
「地域と学校がどのような責任分担で部活動を運営していくのかというところは,きちんと明確にしておかないと,後々問題や事故が起こったときに,いや,みんな知りませんという感じになりかねない」
「教員が地域との連携のために奔走しなければならず,逆に仕事が増えてしまうというようなことがないように」
・上村委員
「部活動やっているのは基礎自治体なのだから,それは市と保護者でやってよって言われると,一気に立ち行かなくなります。」
・佐野委員
「地域の保護者,あるいは地域住民の方々から,そういった趣旨が十分理解されていない」
・青梅委員
「教師の負担軽減」というよりも,「学校における働き方改革の推進」の表現のほうがよいのではないかと思います。長時間勤務の要因ではありますけれども,負担だと思っていない教員も一定数います」
・石津谷委員
「問題点や課題から次のステップに移るという文言がないと,ただ理想ばかりが書いてあって進んでいるみたいになってしまう」
・佐藤委員
「学校がどちらかというと主体となって地域に展開していくような流れになってしまうのではないかという危惧がある」
・室伏長官
「学校から開放するというか,そこに閉じ込めるのではなく,スポーツの魅力はもっとほかにいろんな面でもありますので,ぜひそういうマインドに変えていくことが大切かなと」
・大川地域スポーツ課長
「学校でやってきた部活動を地域という場で行っていく,すなわち主体は学校から地域へという形での整理を考えている」
・石津谷委員
「学校から将来的には全部出ていってもらうよということになったら,音楽活動は存在しなくなってしまいます」
「学校の力を借りるしかないわけです。合奏場として公民館を使えばいいとなっても、今の学校の音楽系の部活動が全部地域に出たら,はたして活動できる公民館が世の中にどれだけあるのか」
「やっぱり完全に切るという言い方はちょっと私としては納得できない」
・室伏長官
「学校を地域に開放し,指導者は外から来て,主体者が地域でやるという。物理的に学校のグラウンドを使ったりするケースも,体育館を使うケースもあります」
・須黒委員
「これから通わせようとしている学校で,部活動がなくなってしまうというふうに言われるとやっぱり不安になってしまう」
・上村委員
「学校から切り離す議論って,多分地域の実情にもよりますし,今議論がごっちゃになっているので,何を切り離すかの定義がごっちゃになっているのだと思います」
・諸橋委員
「や地方に発展させていく上で,誰がどこまで責任を取るのかというのが非常に難しい問題だと思っています」
「コーディネーターと言っていても,ビジネス感覚も入ってこないと,資金調達が難しく,助成金や国の負担だけでは難しいのではないでしょうか」
・太田委員 日本PTA全国協議会
「PTA会計から全国大会に行く選手にはこれだけ費用負担しましょうという仕組みもあるところもあって,そういうところのこれからの大会に選手が出るときのお金,また指導者がついていくには,今,週末2時間,3時間という話ですけれども,2日間,3日間ついていったときの帯同にかかるお金とか,そういったところって議論はされているのか」
・富所委員
「学習指導要領の取扱いをどうするのかというところが定まってこないと,大きな方向性が決まらないと思います」
・柳沢委員
「地域クラブの定義が不明確だと,部活動をなくすのか,切り離すのか,学校が関わるのか否か,関わるとすればどういう関わり方をするのかということが見えてこない」
・栗山委員
「学校の管理下での事故に関しては,災害共済給付制度やスポーツ安全保険というものがあるということは認識をしておりますけれども,文化芸術活動も含めて,事件,事故があったときにきちんと保険でカバーできるような体制になっているのか」
「既存の指導者制度を活用していくのか,活用するとしたときに既存の枠組みでいいのか,それとも新しいカテゴリーのようなものを設けて認定制度を広めていくのか」
・佐藤委員
「前回の令和4年の議論,提言の中では,たしか学習指導要領の部活動の規定のところは削除するというような話が出ていたので,私ども学校教育に関わる者としては非常に大きな期待をしました。これでいろんな展開が広がるという思いであったわけですので,ぜひとも前回の検討,協議の内容を尊重しながら,この改革をさらに進めていただければと思っています」
・石津谷委員
「総論をざっと読んでみますと,国だとか,国の責任とか,そういう国の役割に対する主語がちょっと少ないかなという印象を持っていました」
「例えば国が責任を持って具現化,具体化するために予算編成を目指すとか,国が具現化のための学校施設や公共施設の利用を推し進めるとか,国が責任を持って指導者要請の援助を行うとか,そういう言葉が入っていると非常に我々サイドは動きやすいかなと」
・小路座長 まとめ
「今日この時点で将来的に部活動を学校から切り離すということを明確に確定をするという必要性はまだないのではないのかなというふうに感じました。」
「中間まとめにも学校から切り離すということはないので,それについてはもう少し状況を見つつ,また場合によっては文科大臣の意見も聞くということも必要なのかもしれない」
「今回中学校が主体で,また高校に展開ということも書いてありますし,親御さんにとっては大変大きな問題だと思います」
・室伏長官
「学校から消えるという言い方をすると,そうではなくて,学校がハブになるということは,学校が終わったあと家に帰るのかクラブに行くのか,クラブ行く場合はこういうオプションがあるので,どうぞ行ってくださいとか,そういうハブにはなると思うのです」
・大川地域スポーツ課長
「学校から切り離す,切り離さないというよりは,今回の改革の目的は部活動をしてやってきた主体者を変えていくということなのだと思います。」
「何もかも学校はノータッチみたいになったりとか,部活がなくなってしまって,そういう活動の場はもうなくなってしまうのだみたいなメッセージにはならないように配慮をしたい」
「今回の補正予算におきましては,来年度から実施する予定の実証に係る費用,それから重点地域,都道府県です。面的に政策課題に対応していただく関係経費を前倒しで準備させていただくという形で29億円ほど獲得をさせていただいております。」