部活指導研究協会通信

日々、生徒と真剣に向かい合う部活関係者に送ります。部活動が果たすことの出来る役割を最大限に発揮させるための活動を行っています。

厳しい指導の全てを否定するつもりはありません

11月2日の朝日新聞の社説に以下コメントが掲載されてから、少しご意見を頂きました。
「昔ながらの厳しい指導をする傾向が残っている」

  • 私は、厳しい指導の全てを否定するつもりはありません。

良くない厳しい指導の例として、
「長時間練習の強要」、「鉄拳制裁」、「暴言」があります。
これらが、指導者側の勉強不足によるものだったり、個人の実績作りのためだったりすることが残念でなりません。指導法を基礎からきちんと学べば、「長時間練習の強要」、「鉄拳制裁」、「暴言」、この3つの方法の効果は、極めて限定的、効果が薄いということは認識できるはずです。

また、「目で盗め」という指導も、生徒が出来ないという結果責任から指導者が逃げていると思えてなりません。出来ないのは、「目で盗めない」あなたの責任で、こちら指導者の責任ではないという風潮は、合理的で効果的な指導の進歩の妨げになると思います。

よく言われる、「厳しい指導を受けた経験があるから、今の困難を乗り越えられる」という意見は、多くの場面で耳にします。しかし、教育心理学・スポーツ心理学・組織開発の研究では、「恐怖・怒号型」より「自治・対話・自律支援型」のほうが学習効率も持続率も高いことが証明されています。

恐らくその困難を乗り越えるためのモチベーションが整っていることが、大きな要素になるのでは思います。内発的理解からモチベーションを喚起する厳しい指導については、否定するつもりはありません。

高圧的な指導に頼らず、内発的理解に繋がる指導をするためには、自身の経験を超えた知識をより多く身につけるべく科学的に裏付けられた指導法を知る必要があります。そのための制度、仕組み作りを目指しています。

これからも具体的に行動します。

 

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