部活指導研究協会通信

日々、生徒と真剣に向かい合う部活関係者に送ります。部活動が果たすことの出来る役割を最大限に発揮させるための活動を行っています。

部員の「心の安全基地」の存在

部活動通信です。

 部活の部員との関係は、顧問の先生にとって日々試行錯誤で取り組まれておられることでしょう。

 日々の取り組みのヒントになれば幸いです。

心理学用語に「心の安全基地」という用語があります。

 「心の安全基地」は、不安をいつでも受け止め、安心させてくれる場です。思春期や青年期、成人になっても、やはり必要にな場です。
安心して素の自分に戻り、どんな自分でも許される場があってこそ、また外に飛び出し、他人と関わっていこうという気持ちを持てるものです。

 我々大人でも、日常的に仕事での駆け引きや表面的な付き合い、社会人や親としての責任ある行動を求められ、外界との関わりは緊張と気遣いの連続ですよね。

 それでも、安心してよろいを脱ぎ、弱音を吐きだせる場があればこそ、「また頑張ってやっていこう」「チャレンジしてみよう」という勇気を持てるものだと思います。

 ミスが許されない緊張の空間とミスが許されるゆとりの空間と両方持っている選手な強いです。

 失敗したら責められるという思いのもとでは、思い切った冒険は出来ません。ミスのない「判断」と思い切った「決断」、この2つの心理が大きな結果を導きます。

 私の経験では、勝負強いアスリートほど、理屈抜きに自分を認めてくれる人が必ず周囲にいて、心の安全基地の存在感を保っていたような気がします。

 もちろん常に安全基地のなかで緩い環境にどっぷりでは何の育成にもならないということは言うまでもないですが、「心の安全基地」の存在を確認してみてはどうでしょう。

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