この緊急事態のなか、バーチャルを活用して、いつの間にか上手いこと教員の働き方改革の未来像が見えてきた気がする。
今後、もしかしたら、学校は、行事やホームルームなどの特別活動と部活動だけをやればいい時代がもうすぐ来るかも知れない。
教科活動は、説明や話の上手い教員の授業をオンラインで流し、共有すればいいという発想が現実的に動けばの話。
今までの様に全員が対面で一斉授業する時代は終わる。教員の教科指導の仕事は、個別の生徒の質問に答えることがメインになるだろう。
そもそも、生徒をしっかり引き付けられる授業が出来る教員は、そうはいない。大抵、退屈な授業を生徒が我慢して聞く図式になっているのが普通だ。
これはお互いにストレスがたまる。効率も上がらない。昨今の状況下で、オンライン授業が普及しているが、動画の作りも微妙で、話の苦手な教員のオンライン講義は、正直、生徒にとっては地獄だ。
教える教科書が同じならば、それを上手く説明している講義の動画を活用した方が効率的に違いない。しかも、学校に行く必要もなく、家で受講出来る。
こうなると、対面授業を一斉に全員がやる必要もなくなる。学校には、理解出来ないところの質問や行事やホームルームなどの特別活動と部活動をしに行けばよい。
教科を教える教員の仕事は激減するかも知れない。よって、働き方改革の目的は達成され、空いた時間とスペースで部活動に打ち込めばよい。
今回の事態で、期せずしてバーチャルの世界へ大きく近づいた。聖域と呼ばれている学校の仕組みが大きく変えられ、一気に大きな壁が破られる予感がする。